ここ2週間の動静、その1

9/23(日・祝)

朝からガスクロで分析を進めつつ翌日からの十勝調査の機材準備。夜は以前美唄でお世話になった方の来札記念飲み会に参加。


9/24・25(月・火)

講座の社会人ドクターの方の調査のお手伝いで十勝へ。今年3回目の日勝越え。調査終盤でまたも雨に降られて無事完了とはいかず。25日は22時に研究室に戻ったところで、ロシア人学生より呼び出しの電話が。その日は9月修了の方々の学位授与式があり、博士号取得者2名、修士号取得者(ロシア人)とボスが某所で飲まれているとのこと。片づけもそこそこに合流。○似は何ヶ月ぶりか。そこで解散かと思いきや、まだ飲み足りなかった修了者の面々がはるばる北32条(私のアパート)までやってきて朝まで。数日後に中国に帰る方もいたんですが、最後の思い出ということで。


9/26(水)

シベリア仲間の院生H君が無窒素培地中にどれだけ窒素が含まれているか(コンタミしているか)を測定したいとのことだったので、普段研究室で水分析に使用している方法でやってみることに。培地をアルカリ溶液で分解し、溶液中の硝酸およびリン酸濃度を測定する。時間の都合上、本日は分解まで。翌日に測定予定。せっかくなので、ついでに自分の水サンプル(シベリア・美唄)も追加して分解。
夜は学位を取得して中国に帰国される留学生の方の送別会。その日の朝まで一緒に飲んでたような気もしますが、それはそれ。


9/27(木)

天塩のガスサンプル(N2O)を分析する留学生の様子を見つつ、前日に分解したサンプルの窒素・リン濃度測定。分解ビンをオートクレーブから出してみたところ、H君の培地サンプルのみが茶色く変色。こんなことは初めて。吸光度を測定しようとするも見事に撃沈。日を改めて、別の方法で測定しなおすことにしてその場は終了。ついでに加えた自分のサンプルはちゃんと測定できていたのがなおさら申し訳ない。さすがにそれ以上お願いするのは心苦しかったので、自力で測定を進める。ブラジルでの国際学会で発表予定の後輩達(英語の口頭発表!)の発表練習を間に挟んで26時終了。


9/28(金)

前日同様、天塩のガスサンプル(N2O)を分析する留学生の様子を見つつ、その横でインドネシアのガスサンプル分析(とりあえずCH4のみ)。ガスクロ2台でぼちぼちと。分析の合間(約3分間隔)にインドネシア土壌サンプルの乾燥作業や美唄サンプルの乾土係数・強熱減量(マッフルという強力な電子炉で土壌を550℃で4時間燃焼させ、減った分を有機物とみなす)の測定など。


9/29〜10/1(土〜月)

インドネシアのガスサンプル分析を本格的に開始。朝から晩までガスクロ5台をフル回転。といってもフル回転するのは人間の方。3分間隔のCH4が2台、9分間隔のN2Oが2台、10分間隔のN2Oが1台(2サンプル同時分析可)と機械の間をグルグルと回り続けると、座るヒマもあまり無い事が判明。分析機械が沢山あるのは有り難いのですが、結局は人力頼み。余計に疲れます。世の中にはオートサンプラー(サンプルを並べておくと自動的にガスクロに打ち込んでくれるらしい)などという便利な機械もあるとは聞きますが、遠い世界のお話しなので地道に一本ずつ手打ちで進めるほか無し。今回は機械のご機嫌も比較的よろしく順調に進み、1日深夜にとりあえず手持ちのCH4サンプルが終了。残すは時間のかかるN2Oサンプルのみ。