ここ2週間の動静、その2


10/2・3(火・水)

引き続きインドネシアのガスサンプル分析。ガスクロ3台。N2O(9〜10分間隔)のみなので回しながらデータ入力など細々とした作業を。
今回のインドネシアサンプル。諸般の事情により分析を引き受けることになったものだが結構多い。もはやサンプル数を正確に数える気はないので、サンプル(バイアルビンと呼ばれるガラス製の小瓶の中に空気を加圧して封入してある)の点数ではなく箱数で管理している。一箱が大体80〜90本(サンプル)、今回は17箱程度だったので合計1400〜1500点といったところか。CH4は終了、N2Oは折り返し地点くらい。土壌の分析もあるはずだが、さすがにそこまでは引き受けている余裕はないよとこっそり宣言してみる今日この頃。


10/4(木)

先週挫折した培地中窒素濃度の測定を再開。今回はケルダール法を採用。本来は植物体や土壌サンプルを濃硫酸で煮込んで分解し、溶液に含まれる窒素・リンを測定する手法。自分は農場(微妙に作物系?)出身にもかかわらず、ケルダールをやった記憶がほとんど無いんですよね。。。試行錯誤をしながら分解終了までで終了。


10/5(金)

先日に分解したサンプルを蒸留して窒素分を取り出す作業。しかし肝心の蒸留機が見つからない。研究室引越の余波でどこかにしまい込まれているのか、皆目見つからず。仕方ないので、翌週に予定されている地下室引越作業時に発見されることを期待して延期。窒素濃度は先日の測定から暫定値を算出することに。リンは研究室の学生さんが分析するときについでに測定してもらう算段をつける。午後はしばらく放置していたシベリアの論文再投稿に向けての修正作業を開始。

その他、12月に予定されている土壌肥料関係のシンポジウムの第一回打ち合わせ。このシンポを主催している団体の事務局は、うち(2研究室合同)を含む道内の3研究機関で1年ごとの持ち回り制で運営されており、今年がその当番。3年前に回ってきた時には、突然栄転された先輩の跡を継ぐ形で会計を務めることに。自分の在学中にもう一度回ってくることは無かろうと思っていたら、このような形でまた会計をやる羽目に。この団体は年1回のシンポジウムを開催し、そのときの原稿を載せた会誌を発行するのが唯一にして最大の仕事なので、会計的にはそんなに面倒ではないのですが。。。本来は4月に引き継ぎをするのですが、前任の事務局の仕事が進まず、引き継ぎのないまま半年が過ぎてしまうという事態に。引き継ぎがないと、事務局としての認識も薄く、シンポを企画することも忘れてしまっていた(!?)ということで遅ればせながら企画を開始。とりあえずテーマを決めて講演者集めから。あと二ヶ月、結構ギリギリかもしれません。


10/6(土)

シベリアの論文再投稿が終了。続いて査読から返ってきていた方のシベリア論文修正に取り掛かる。山のようなコメントと共著者のコメントをつきあわせていく。全てのコメントに従っていたらいったい何ページの論文になるのだろう。大長編が出来上がりそうな予感。締め切りまであと10日。


10/7(日)

再びインドネシアガスサンプルの分析(N2O)。ガスクロ3台。合間にデータ処理ほか。